世界一大きい猫ランキング!大型猫の大きさを品種ごとに比較

日本での飼育頭数が犬より多い猫ですが、犬に勝るとも劣らないほど逞しい体つきの大型猫はたくさんいます。
大型猫の特徴の1つに、その体の大きさとのギャップとも言える穏やかで落ち着いた性格が挙げられます。大きくて頼り甲斐のあるルックスと、従順で甘えん坊な性格のバランス感がたまりません!
そこでこの記事では、猫の大きさランキングと題して、大型猫の種類とその特徴・大きさをご紹介します。
世界一の大型猫とはいったいどれほどの大きさなのでしょうか?

※「ネコ科」を猫としてしまうとライオンまでランクインしてしまうため、このランキングでは「家庭で飼育可能な猫種」のランキングを紹介します。

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ギネスに掲載された世界最大の家猫

ギネス世界記録は、過去には体重を基準に世界一の記録を認定していました。
しかし、体重を基準にすることを廃止し、現在では長さ(体長)、高さ(体高)で世界記録が認定されています。

世界一長い猫(体長)

家猫として世界一の大きさ(長さ)をもつ猫種はメインクーンです。メインクーンはもちろん大型猫に分類される猫種です。
ここ10数年で世界一の記録が更新され続けている(現存するという制約がある)ため、「この子こそが世界一」という感触は味わえませんが、歴代1位の家猫はストゥーイーくんです。
メインクーンのストゥーイーくんの大きさはなんと123cm!!
「世界一長い猫」の称号を手にし、この記録は未だに破られていません。

ちなみに、現存する家猫の中では、「バリベル」くんがギネス記録を更新しました。
その長さは120cm!この子もメインクーンです。
日本で飼える一番でかい大型猫「メインクーン」とはどんな猫?

世界一背の高い猫(体高)

世界一体高の高い猫として現在ギネス世界記録に認定されているのが、アメリカに住むサバンナキャットの「アークトゥルス」くんです。
なんと体高(地面から背中までの長さ)が48.4cmもあります!

猫の平均体高は23〜25cmと言われています。
世界一は流石ですね。

大型猫種の大きさはどれくらい?

家猫として大型猫種を検討する上で知りたいのが、大型猫種と一般的な猫種との違いですよね。
ここでは、主に大きさに着目してその違いを紹介します!

※一般的な猫=小型・中型猫

大型猫の体重・体高・体長

体重

  • 一般的な猫
    3~5kg
  • 大型猫
    5kgよりは重いという認識を推奨。
    8kg以上は大型猫種の中で特に大きな猫に分類される。

体高

  • 一般的な猫
    23~25cm
  • 大型猫
    25cmよりは長いという認識を推奨。
    30cm以上は体高の高さが特徴的に見える。

体長

  • 一般的な猫
    30~45cm
  • 大型猫
    45cmよりは長いという認識を推奨。65cm越えは特に長い猫に分類される

大型猫の性格傾向

個体差はありますが、大型猫は全体的に穏やかで従順な子が多い傾向があります。
大きさも関係しているかもしれませんが、飼い主さんも静かに観察している様子から「犬のよう」と形容されることも多いです。

世界一大きい猫で紹介したメインクーンは「ジェントル・ジャイアント(優しい巨人)」と呼ばれるほどに大きさに反して大人しい子が多いです。
マイペースで好奇旺盛なイメージが先行しがちな猫ですが、大型猫には統計的にこのような報告が多いです。
もちろん個体差は存在します。
メインクーンの性格は悪い?飼育にあたってのデメリットや注意点を紹介します

大型猫の身体的特徴

大型の猫と小型・中型の猫を比べた時に最も顕著に見られる違いは骨格です。
大型猫はその大きな体を支えながら狩をしたり様々な動きに対応するため、必然的に筋肉質でがっしりとした体つきの体型へと進化しました。

次点として、全ての大型猫に該当するわけではありませんが、長毛の被毛をもつ品種が多い傾向にあります。
これは、大型猫の多くが寒い地域原産ということで、寒さに耐えるべく長毛を手に入れたとされています。
生き残るために環境に適応した結果ですね!
サイベリアンを飼って後悔?実体験でわかった大変さと飼育のコツ

大型猫の成長期間

一般的な猫種は、約1年で成猫になります。
つまり、身体的な成長が1年で完了します。
一方の大型猫は、成長が完了するまでに3〜5年を要します。
犬の場合は大型になるほど寿命が短いことが特徴的ですが、大型猫の平均寿命は一般的な猫とほぼ変わりません。

大型猫と一般的な猫の違いとして、身体的な特徴の次に印象的なのがこの成長期間の違いです。

猫種の大きさランキング!

それではお待ちかねの大型猫種の大きさランキングです!

10位.ターキッシュバン

「泳ぐ猫」として有名なターキッシュバンは中大型猫に分類されます。
トルコのヴァン湖に暮らしていたこの猫種は、大自然で狩猟をしてきたことから高い運動神経を備えています。
活発に動くことが大好きな一方、飼い主さんには従順な傾向にあります。
平均体重は4〜6.5kgなので、中大型猫と言えるでしょう。

9位.ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアは、「手のかからないお利口さん」というイメージが強い英国産の猫種です。
その物静かで穏やかな性格から、多頭飼いに適応しやすい猫です。
猫の中では、比較的しつけをしやすい大型猫です。

8位.アメリカンボブテイル

ポンポンとした尾っぽと存在感のある大きさをもつアメリカンボブテイルがランキング第8位です!
飼い主さんとのコミュニケーションやスキンシップが大好きで心豊かな猫種であるため、飼い主さんの生活に癒しと刺激を与えてくれるでしょう。

7位.サイベリアンフォレストキャット

サイベリアンフォレストキャットはロシアの寒冷な気候で進化した大型猫です。
トリプルコートのモフモフの被毛と賢さが特徴の猫です。
私自身、サイベリアンを飼育中です。
個人的な意見ですが、飼い主さんに興味津々で、犬っぽい印象を受けています。
逞しい体型とスキンシップが大好きな最高の猫種です!
サイベリアンフォレストキャットはどれくらい大きい?体重推移や成長段階ごとの大きさを解説!

6位.チャウシー

山猫と家庭猫の交配種であるチャウシーは、山猫の血が濃いためか運動神経抜群です。
比較的足が長く、すらっとしたモデル体型で体高が高いことが特徴的です。
遊びが大好きなので、遊び甲斐がありますよ!

5位.ノルウェージャンフォレストキャット

北欧神話に登場するほどの長い歴史を持つ人気品種ノルウェージャンフォレストキャットが第5位にランクイン!
フワフワの被毛とエレガントな容姿から、日本国内でもとても人気が高い大型猫です。
サイベリアンフォレストキャットと似ていますが、顔つきや耳が少しずつ異なります。
ノルウェージャンフォレストキャットの月齢ごとの大きさと体重推移|オスとメスの違いはあるの?

4位.ラガマフィン

ラグドールが基になってできたラガマフィンも、大型猫です。
大型猫ながら抱っこが大好きな子が多く、飼い主に対して従順です。
他の生き物とのコミュニケーションに長けた猫種でもあるため、多頭飼いも問題ありません。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由とは?飼い方のコツや性格も紹介します

3位.ラグドール

この大型猫も抱っこ好きで、その特徴から「ラグドール(英語でぬいぐるみの意)」という名前を付けられました。
日本でもトップクラスの人気を誇ります。
よく言われるのが、飼い主さんに付いてくる点です。
人が大好きで、多頭飼いにも適応しやすいでしょう。
ラグドールがたぬき、かわいくないと言われてしまう理由とは?

2位.メインクーン

「ジェントル・ジャイアント(穏やかな巨人)」メインクーンがとうとうランキングに登場です!
前述の通り、大型猫の代名詞でもあるメインクーンは、10kgを超える場合も珍しくありません。
穏やかで優しい性格から、人間の子供とも相性がいいです。

※7位のサイベリアンからメインクーンまでは、同じ程度の平均体重を持つ大型猫と認識してください。
メインクーンの子猫の大きさと飼い方|大きくなる子の特徴とは?

1位.サバンナ

野性猫のサーバルと家庭猫の交配種であるサバンナキャットが第1位です!
野生の血が色濃く、一部のサバンナキャットは飼育許可を習得する必要があります。
サバンナキャットの最大の特徴は、体重の重さにあります。
中には14kg程度の体重になることもある大型猫です。
野生的な骨格筋肉からくるものでしょう。
非常に知能が高いため、しっかりコミュニケーションをとって接して上げる必要があります。
ストレスを抱えると、問題行動に発展する場合もあります。

F1〜F7という分類分けをされ、F以降の数字が小さいほど野性の血を色濃く受け継いでいます。
F1〜F3までのサバンナは半分以上が野生猫のサーバルの血が入った子になるため、日本でF1〜F3のサバンナを飼育する際には、都道府県知事の飼育許可が必要になります。

飼いやすい大型猫は?

サイベリアンフォレストキャットを飼育中の私の感覚では、大型猫だからという理由で他の猫種と比べて飼いにくいことはありません。
強いていうのであれば、長毛の処理と適度な運動の確保です。
長毛種の場合、抜け毛が目立ったり、毛玉防止のために定期的なブラッシングが必要です。
また、大型種は自然で進化した猫種が多いため、過酷な環境下で生き残るために高い運動能力と逞しい骨格を持っています。
そのため、しっかりと運動させてストレスを発散させ、筋力の維持をすることが大切です。
運動不足が続くと、体重も重いので関節にトラブルを抱えたり、肥満に陥りやすいです。

国内での飼育頭数を考慮すると、メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット等は比較的飼いやすい大型猫だと言えます。
サイベリアンフォレストキャットも全く問題ありません。

まとめ

大型猫の大きさランキングを見て、少しでも大型猫に関しての理解や興味が深まれば幸いです!
また世界一の大きさや高さを誇る猫についても紹介しました。
その体重や大きさばかりが注目されがちな大型猫ですが、家族として迎え入れるのであればその子の個性を尊重してあげましょう。とは言っても、一般的な猫よりは余裕で大きいです!
体と性格・見た目のギャップの虜になること間違いなしです!

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