長毛種の猫は、綺麗な毛並みが特徴的で大人気です。しかし、長毛のケアを怠ってしまうとボサボサになったり毛玉になって不恰好にります。
また、長毛種の猫には日常的なブラッシングが必要です。お気に入りのブラシでなければ噛み癖や遊び癖がついてしまい、中々ブラッシングができません。
そこでこの記事では、実際に長毛種猫サイベリアンを飼育中の筆者がおすすめしたい長毛種用ブラシを紹介します。加えて、長毛種猫用ブラシの選び方やブラッシング方法についても解説します!
サイベリアンの抜け毛対策!長毛猫のブラッシングと毛のお手入れ方法
長毛猫のブラッシングはとても大切!
長毛種の猫は、美しい毛並みを維持するために定期的なブラッシングが必要です。長毛猫へのブラッシングは、毛のもつれや絡まりを防ぐだけではなく、皮膚の健康を保つためにも重要です。また、ブラッシングをすることで、抜け毛の予防ができるとともに、毛球の形成も予防することが可能です。特に長毛猫は、飲み込んでしまった被毛が体内で毛玉となってしまう毛球症に注意が必要です。
飼い主さんとのスキンシップ、長毛猫の健康を守るためにもブラシによる日々のブラッシングは大切なのです。
長毛種猫のためのブラシの選び方
長毛種の猫に適したブラシの選び方をご紹介します。
①基本はスリッカーブラシ
長毛種の猫のブラシにおいては、スリッカーブラシが基本アイテムとなります。
スリッカーブラシの特徴は、抜け毛処理と同時に毛の絡まりを解きやすいことです。スリッカーブラシで適切にブラッシングを行えば、毛並みの整った美しい容姿を維持することにも繋がります。
ヘッド部分がコンパクトで、ピンの先端が保護された(尖っていない)ものがおすすめです。
②ブラシ嫌いの長毛種猫には、ゴムやシリコンカバー型で対応
スリッカーブラシによるブラッシングが苦手な長毛種猫もいます。そんな猫ちゃんには、ゴム製のブラシやシリコンカバー型のブラシで対応しましょう。
スリッカーブラシと比較すると、除毛後の毛の処理やブラッシング自体の効率は悪くなりがちですが、愛猫にとってお気に入りのブラシを見つけることを優先しましょう。
③換毛期にはアンダーコート用のブラシで対応
猫の換毛期は春と秋に訪れると言われますが、家猫にとっては室温変化がそこまで感じられないため、年中不定期で訪れます。長毛種猫の換毛期は、想像以上の抜け毛に悩まされることでしょう。特に長毛種猫は、アンダーコートと呼ばれる保温機能を持つ短くてふわふわの毛が生えています。アンダーコートをしっかりと除毛し、換毛期の抜け毛ストレスを軽減するためにはファーミネーターなどの本格的な長毛種猫用ブラシの使用をおすすめします。
一家に一台は購入しておくと良いでしょう。
④その他、コームも役立つ
長毛種のブラッシングは、短毛種や一般的な猫種とは異なりほぼ毎日のお手入れが推奨されています。そのため、日常的にブラッシングをする環境が理想的です。
日常の何気ない時間で愛猫にストレスなくブラッシングするために役立つのが猫用コームです。除毛の効率性はやや劣りますが、愛猫にリラックスしてもらいながら毛並みを整えたり除毛ができる便利品です。私は愛用しています!
人気のおすすめ長毛猫用ブラシ4選!
長毛種猫におすすめのブラシをご紹介します!
間違いないおすすめ長毛種猫用ブラシ
- 押すだけで脱毛可能で処理が簡単
- 愛猫の皮膚を傷つけから守りながら、効果的にクリーンアップ
- 毛の流れを整えてきちんと感を作り出す
- 洋服や部屋の抜け毛を大幅削減
被毛の絡み、皮膚への刺激が防止されるよう設計されているので、長毛種向きと言えます。
愛猫へのストレスも削減します。
また、ワンタッチで抜け毛を処理できるので飼い主さんにとってもストレスフリーです!ビーズヘッドによるマッサージ効果も見込めるので、甘えてきた猫ちゃんとのスキンシップには最適です。
愛猫を癒しながら被毛のお手入れもしてあげられる逸品です。
長毛種猫には、やっぱり最強ファーミネーター
- 獣医師監修:健康メソッド訴求、肌に優しい
- 毛玉・スキンケア・熱中症対策におすすめ
- トップコートや肌を傷めることなくアンダーコート除毛
- 歯についた毛をワンプッシュで簡単除毛
ファーミネーターは、とにかく抜け毛予備軍たちをごっそり除毛します!
実際に私も愛用していますが、アンダーコートを的確に除毛できるので飼い主さんも愛猫もストレスを感じることなく簡単にブラッシングできます。
時間、回数を重ねることなくしっかり除毛できるので、長毛種猫と暮らす飼い主さんは必ず手に入れておくべきブラシでしょう!
役立つコームも必ず1つは欲しい!
- 粗目と細目の2タイプが一体になったコーム
- 櫛の先端が処理されており皮膚を傷つけない
- 見た目もシンプルで、愛猫も安心
- 猫をリラックスさせながら被毛の処理が可能
粗目と細目があるので、細かい抜け毛も見逃しません。
我が家でも使用していますが、先端が丸く処理されていることもあってか非常に気持ちやすそうな様子です!
持ちやすくシンプルな設計なので、毎日のちょっとした時間にも労力なくケアが可能です。
愛猫に至福のひと時を過ごしてもらいたい!
- 猫が気持ちいと感じる硬さ長さを計算
- 毛がしっかり取れて簡単後処理!丸洗いOK!
- シャンプーでも使用可能なので、猫の恐怖心を和らげることが期待できる
- 猫の健康に優しい製品、基準クリア商品
猫が嫌がらないブラッシングのやり方
長毛種猫がブラッシングを嫌がる場合の対処法とリラックスしてブラシを受け入れる方法をご紹介します。
ブラッシングを嫌がる理由・対処法
長毛種猫がブラッシングを嫌がる理由として、以下が考えられます。
ブラシが好みではない
使用しているブラシの感触が嫌いで、被毛のお手入れを嫌がるケースを予想しましょう。
素材や商品にもよりますが、猫は神経質な生き物です。
お気に入りのブラシに出会うまで、数回程度の買い直しは許容してあげましょう。
長毛種にスリッカーブラシとコームを用意する上で、皮膚に痛みを感じる可能性のある形状のものは避けましょう。
リラックスしていない状態
猫が活発で覚醒モードに入っている時は、ブラッシングを嫌がります。
ブラシをおもちゃとして認識し、飼い主さんと遊んでいると勘違いしている可能性があります。
特に、普段から飼い主さんと手遊びをしている猫はこのケースが考えられます。
愛猫を観察して、リラックスモードの時に語りかけながら優しくブラッシングをしよう!
ストレスを感じる行為である
猫にとって、ブラッシングがストレスを感じる行為である場合もあります。
ブラッシングを怠っていた場合、そもそもブラッシング自体に不慣れであったり、猫にとって嫌な部分を触られているケースがあります。
また、長時間の拘束を苦痛に感じていたり、過去に無理やりブラッシングをされて嫌な記憶が残っていることもあります。
ブラッシングは1回で完遂する必要はありません。
猫ちゃんファーストで、慣れさせるためにも初めのうちは短時間で複数回行っても良いでしょう。
大事なことは「少しづつ慎重に」です。
ブラッシングのポイント
比較的嫌がらないとされているあご下、首周りから始めて、継続できそうであれば背中・腰。尻尾までお手入れしましょう。
完全にリラックスモードに入ったら、お腹の毛もブラッシングできます!
- 猫がリラックスしている時を見計らい、優しく褒めながら
- 可能な限り子猫の頃から慣れさせる
- 苦痛にならないように、少しずつ
- お手入れの終わりにおやつをあげてもOK
どうしても定期的なブラッシングを嫌がる場合は、サマーカットで被毛を短くすることも考慮しましょう。毛玉もできづらく、お掃除も楽になります。
一方で、いきなり長毛が短くなるとストレスを覚える可能性もあるので、あくまでも応急処置として認識してください。
毛玉ができてしまった場合
小さな毛玉であればブラッシング等で除去できますが、大きな毛玉が複数箇所できた場合はトリミングサロンの利用を推奨します。
また、シャンプーの後に完全に乾かせなかった場合、巨大な亀の甲羅のような毛玉ができる恐れがあります。
個人的には、長毛種猫のシャンプーはトリミングサロンに頼るべきではないかと考えています。
ブラッシングを受け入れてもらうために!便利なスキンシップ猫用品
- やすり面に忠実に猫ちゃんの「舌」を再現
- 猫同士の愛情表現を飼い主さんと!
- 愛猫に満足してもらいたい方にピッタリ
- 猫とのコミュニケーション用グッズ
猫の舌の感触を忠実に再現したこの猫じゃすりで愛猫を優しく撫でてあげましょう。
猫同士でグルーミングし合っている気持ち良さそうな光景を飼い主さんと共に実現できる商品です!
私も愛用してしていますが、我が家のサイベリアンも大好きで離れません。
まとめ
長毛種猫用のブラシの選び方とおすすめブラシをご紹介しました。
また、ブラッシングを適切に行うためのコツについても解説しました。
「ブラッシング」という言葉のイメージは、飼い主さんのタスクと捉えられがちですが、本来猫も自分の舌を使ってグルーミングするのが大好きです。
長毛種猫にとってお気に入りのブラシを揃え、愛情を持ってブラッシングすることで、飼い主さんにとっても長毛種猫にとっても癒しの時間を過ごすことができます。
- Q長毛種の猫にとって理想的なブラシとは?
- A
長毛種の猫むけのブラシには、「持ち手がしっかりしていて長時間操作できる」「ピンの先が保護されており、長さがある程度ある」という基準を満たしているものがおすすめです。
長毛種の猫へのブラッシングには時間がかかることもあるため、飼い主さんへの負担が少ないブラシが理想的です。また、長毛の被毛をしっかりブラッシングするためにピンの長さも必要です。