日常での癒しや刺激など、猫を飼うメリットは沢山あります。
単純な感情的な側面だけではなく、人が猫を飼うメリットは科学的にも証明されています。
この記事では、猫を飼うメリットとデメリットや猫を飼うのに向いてる人と向いていない人の特徴を提示した上で、猫を飼うメリットを科学的根拠から解説します!
猫を飼うメリット
猫を飼うメリットは数え切れないほどありますが、ほぼ全ての人に該当しうる代表的なものをご紹介します。
科学的根拠の詳細については、この記事の後半で詳しく解説しています。
※科学的に裏付けされている猫を飼うメリットですが、猫を飼うのに向いてる人以外(動物が嫌い、猫が苦手など)の方々にとっては、メリットデメリットの基準は存在しないと思います。むしろデメリットが大きいでしょう。
メリット①幸福度が増す
例をあげるとすれば、YoutubeやTiktokで猫の動画を見ることで癒しを感じた経験があると思います。
猫の動画や写真を見ているだけで、心に安らぎが与えられ幸福度が増します。人の心(メンタル)に対する猫のリラックス効果は科学的に証明されています。
猫好きや猫を飼うのに向いてる人にとっては最早説明不要でしょう。
メリット②ストレスを低減する
猫を飼うメリットとして、人が感じるストレスレベルを低くさせることと関係があることが分かっています。
猫を飼っている人は、心臓発作や脳卒中などで死亡するリスクが低くなる可能性があります。
直接的な要因については更なる研究が必要ですが、少なくとも因果関係はあるようです。
メリット③猫の鳴き声が人の健康を助ける
猫はリラックスしている時に喉をゴロゴロと鳴らします。
この音は猫だけでなく人の健康にもメリットをもたらすことが分かっています。
後ほど解説しますが、猫が喉をゴロゴロ鳴らしていると謎の安心感や癒しがありますよね!
【愛猫の感情表現】鳴き声の種類とその意味を知って猫とコミュニケーションを取ろう
まとめ
猫と触れ合ったり観察することで人は幸福感を味わえるだけでなく、病気の発症リスクの低減や精神的な安定にもメリットを得られます。
また、猫のゴロゴロは科学的な観点からも人の健康に好影響をもたらします。
少なくとも猫を飼うのに向いてる人にとっては、猫の鳴き声や一緒に過ごす時間が心拍数と血圧を下げ、ストレスホルモンのレベルを減少させます。そして、猫との触れ合いは飼い主さんの心身にポジティブな科学的変化をもたらし、幸福感を増大させることが示されています。科学的に証明されたデメリットはなく、猫を飼うメリットは素晴らしいと言えます。
猫を飼うと幸せになる科学的根拠とは?
先ほど紹介した猫を飼うメリットの科学的根拠について解説します。
猫から発せられるフェロモンやゴロゴロ音が人間の健康や心理状態に良い影響を及ぼすという事実があるんですよ!
科学的根拠①幸福度が増すホルモン
人が猫に触れることで通称「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」の分泌量が増えることが科学的に証明されています。
このオキシトシンは、人のストレス抑制に関わり、分泌されることで気分の安定をもたらします。猫を飼うのに向いてる人や猫好きの方は、猫との関わりを通してイライラやストレスが自然に解消されることで、幸福を感じることが可能です。
科学的根拠②ストレスを低減する可能性
猫を飼っている人は猫を飼っていない人に比べて、心臓発作または脳卒中で死亡するリスクが全体的に30%低いことが一部の研究で明らかになっています。
この研究結果は、被験者の個々の喫煙や糖尿病、心臓の健康状態、コレステロール値を考慮してもはっきりと数値に表れたそうです。
直接的な原因は明らかになっていませんが、専門家たちは猫が比較的スキンシップ好きであること、犬よりお世話の手間がかからないことが関係しているのではないかと考えてます。
科学的根拠③猫のゴロゴロ音の秘密
猫のゴロゴロ音は周波数20〜50ヘルツであり、この周波数は人の骨の成長や痛み、浮腫、筋肉の成長、呼吸困難などの健康問題に対して使われることもある超音波療法に近いことが分かりました。
即ち、猫のゴロゴロは人の健康にとって自然な形でメリットをもたらしていることが期待されています。
その他、猫が人の表情を読み取って行動に反映させることや、猫の性格は飼い主さんの性格に似てくる可能性などについての研究も進んでいます。
このように、猫を飼うメリットとしてぼんやりとイメージできていたものが、科学的に証明されてきているのです。
では、逆に猫を飼うデメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
猫を飼うデメリット
猫を飼うメリットと同様に、猫を飼うことのデメリットも認識することは非常に重要です。猫を飼うメリットに期待が膨らみ過ぎるあまり、実際に飼育した時とのギャップに苦しむ飼い主さんは多いでしょう。
猫を飼うデメリットを正しく認識して対処法を知っておくことで、豊かな猫生活を実現できます。
- 部屋が散らかる
猫が部屋のモノで遊んだり、動き回ることで部屋が散らかります。トイレの猫砂や、爪とぎのカスが散らかることも予想されます。 - 粗相や嘔吐、臭い
猫は毛玉を吐くことがあります。また、糞尿の臭いが気になる場合があります。 - 壁や家具の破損、引っかかれて家具がボロボロになる
猫にとって爪とぎは本能的な行動です。適切な爪とぎ場所が見つからない場合、家具や壁で爪とぎをしてボロボロにしてしまいます。 - 猫がなつかない、抱っこさせてくれない
猫動画で想像していた通りのスキンシップがとれない場合もあります。個性を尊重し、信頼関係の構築に努めましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの凶暴化となつかない原因について - 抜け毛が気になる
猫の抜け毛が床やクッションに付着して不快感を覚える可能性があります。メインクーンなどの長毛種猫を飼育している場合は特に抜け毛が目立つでしょう。
長毛種猫の毛玉対策とお手入れ!ブラッシング嫌いの子はどうすればいいの? - 家を長期間空けられない
長期間の旅行等による猫だけでの留守番は避けるべきでしょう。 - 猫アレルギー
猫アレルギーによる鼻炎や目のかゆみは想定しておきましょう。事前のチェックや、猫アレルギーが出にくい猫の選定、猫アレルギーへの対策等を実行しましょう。
猫アレルギーでも飼える猫を紹介!出にくい猫と出やすい猫を原因とともに解説します
これらの猫を飼うデメリットは、お世話や適切なケアで十分に予防・改善が可能です。
強いて言えば、猫があまり好きでない人や、お世話の手間が面倒だと感じてしまう人が直面しやすい問題だと感じます。
猫を飼うのに向いてる人とは
科学的根拠を基にした猫を飼うメリットや猫を飼うデメリットを知っていただいた上で、そもそも猫を飼うのに向いてる人とはどんな人なのかを解説します。
猫の飼うのに向いてる人の特徴
- 動物が好き
- 部屋の環境変化に対してある程度寛容
- 細かいことを気にしない
- ペット飼育可の物件に居住している
- 経済的に猫を飼育できる余裕がある
猫の飼育に向いてない人の特徴
- 指示に従わせたい(猫のわがままを許せない)
- 部屋を常に清潔に保つことに敏感
- ペット飼育不可の物件に居住している
- 長期外出や出張が多い
- 猫アレルギーが酷い
- 生涯面倒を見る自信がない(お世話をする体力・気力がない)
猫との暮らしは幸せなことがいっぱい!
猫を飼うメリットとデメリットを踏まえ、猫と飼い主さんが家族として安心して暮らすには、互いの理解と尊重が必要です。愛猫との生活は、科学的な安らぎをもたらし、幸せを感じる瞬間を増やしてくれます。
自分が猫を飼うのに向いてる人だと感じられた場合、愛猫とのかけがえのない時間を通して、幸せで豊かで健康な体験を実現させてみてはいかがでしょうか?