メインクーンの性格は悪い?飼育にあたってのデメリットや注意点を紹介します

メインクーン

メインクーンは、家猫の中でも特に大きい部類の大型長毛種です。
「世界一大きな猫」としてギネス世界記録に登録されている家猫の大半がメインクーンです。
人気も高く、美しい被毛と耳先にある可愛い毛、美しい瞳で飼い主さんたちを魅了しています。
しかし、メインクーンの魅力の真髄はその性格・知性にあります。
穏やかな性格で、ネズミを退治する「ワーキングキャット」として古くから人間と共に暮らしてきました。

そんなペットとして飼育しやすいことで知られているメインクーンですが、「性格が悪い」「抜け毛が多い等のデメリットがある」と言われているのをご存知でしょうか?

そこでこの記事では、メインクーンの性格が悪いと言われている理由と、飼育時のデメリットや注意点について解説します!
メインクーンの性格が本当に悪いのかどうか、飼育する上でのデメリットがあるのかどうかを知ることで、不安や疑問を解消しましょう。

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メインクーンの一般的な性格や特徴

大型長毛種猫メインクーンの一般的な性格や特徴についてご紹介します。

身体的特徴

  • サイズ 
    大型長毛種:筋肉質で頑丈な体型、長い被毛
  • 平均体重 
    オス:6kg~8kg、メス:4kg~6kg
  • 平均体長 
    約1m
  • 平均寿命
    12〜15歳

性格

  • 穏やかで優しい
  • 飼い主や家族に対して従順
  • 知能が高い、理解力がある
  • 好奇心旺盛

大きな体と温厚で人懐っこい性格から「ジェントルジャイアント=穏やかな巨人」と呼ばれています
人懐っこく協調性もあり、頭も良い猫なので非常に飼いやすい種類だと言えます。
飼い主や生活環境への理解力と協調性があるため、小さなお子さんや他のペットとの多頭飼いにも適応可能です。
オスの方が比較的甘えん坊であり、メスの方が独立心が強い傾向にあるようです。

まとめ
メインクーンの性格は穏やかで優しく、賢さにより分別をわきまえた行動を学習するようです。
一般的に言われている性格を考慮すると、「性格が悪い」「飼育上のデメリットがある」とは判断されないでしょう。

メインクーンの性格が悪いと言われる理由

温和で賢いメインクーンの「性格が悪い」「デメリットがある」と言われている理由を紹介します。

①ボディタッチやスキンシップは苦手

メインクーンは飼い主さんが大好きで忠実ですが、必要以上のボディタッチやスキンシップあまり好みません
ブラッシングやリラックス中の触れ合いは問題ありませんが、抱っこや膝に乗せるなどの飼い主さんの能動的なスキンシップは苦手です。
この特性をもつメインクーンの場合、「想像していたような猫との触れ合いができない=拒絶されている」と感じられ、性格が悪いと判断されてしまっているのかもしれません。
ただし、飼育上のデメリットではないと断言できるでしょう。

②賢さと穏やかさがイメージと違う

猫の賢さや穏やかさ=「イタズラをしない」「やんちゃで暴れまわったりしない」と連想している飼い主さんはいると思います。
確かにその通りなのですが、メインクーンの賢さは「分別がある」に近いです。
つまり、飼い主さんの行動や生活リズムに対しての理解があり、自分がどのような状態なのかを受け入れることができます
この賢さにより、自由気ままに行動する猫特有の無邪気さ・可愛いさが無いと判断されている可能性があります。
飼い主さんをしっかり観察するので、ジーッと見つめて落ち着き払っている様子が「飼い主さんのことを小馬鹿にしている」と捉えられ、性格が悪いと思われているのかもしれません。

③猫と犬に対するイメージの混同

愛玩動物として猫を飼育する人の中には、飼い主さんに対してキャピキャピ・ペロペロといった小型犬のようなイメージを持っている方もいます。
そもそも猫は独立心が強くマイペースですしメインクーンに関してはそのようなことはほぼありません。
これを「なつかない、性格が悪い、デメリット」と捉える方もいるかもしれません。しかし、猫と共に暮らす素晴らしさは、長い期間を通して育まれる信頼関係や絆にあります!

個体差を尊重しよう
前述のような穏やかで大人しいメインクーンもいれば、やんちゃで活発な子もいます。
一期一会を大切に、出会うことのできた愛猫の個性を受け止め、愛情を注いであげましょう!

以上のように、「メインクーン=人懐っこい=触れ合いやスキンシップが大好き」という印象を抱いた場合、実際の生活の中で自分に懐いていないと感じてしまう可能性があります。
決して懐いていないわけではないですが、性格悪いと言われたり、飼いづらい(デメリット)と判断されているのでしょう。

メインクーンの性格が悪い原因と飼い方の注意点

次に、メインクーンに対して「性格が悪い」「飼育する上でデメリットが多い」と感じてしまった時の対応策・注意すべきポイントを紹介します。

環境整備

  • ゴミや物を片付ける 
    誤飲・ケガ対策
  • においチェック 
    猫は柑橘系のにおいが苦手
  • 家具・家電 
    猫は聴覚が発達している為、小さな音にも敏感(騒音やライトなどにも注意)
  • トイレや食事環境 
    猫は神経質で綺麗好きの為、常に清潔に!

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ストレス解消

  • 運動不足の解消 
    キャットタワー、猫用おもちゃなど
  • 安心できるスペースがあるか? 
    猫用ベッドなど
  • 爪とぎができているか
  • 接し方を見直そう 
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性格以外のメインクーンのデメリット

大型長毛種であるメインクーンを飼育する上で、性格以外のデメリットはあるのでしょうか?
該当すると考えられるものをご紹介します。
※「性格悪い・なつかない」などとは異なる普遍的な特徴(デメリット)

抜け毛の処理・抜け毛が目立つ

メインクーン(長毛種)の抜け毛は非常に目立ちます。
単純に被毛自体が長く存在感があることが理由ですが、「換毛期」も関わっています。
猫の換毛期は、春と秋の年2回訪れるとされていますが、室内は季節による生活環境の温度差が少ないです。
よって明確な換毛期が見受けられず、年間を通して抜け毛が出やすい傾向があります。
定期的なブラッシングを心がけましょう!

実体験
バスタオルに抜け毛が付着し、不快感を感じる。
足裏や靴下に付着した抜け毛が気になる。
抜け毛がとにかく目立つ。
※筆者はサイベリアン(大型長毛種)を飼育中

比較的広いスペースが必要

メインクーンは、一般的な猫種と比較すると体が大きく力も強いです。
キャットタワー、爪とぎ、ベッド、ケージ、猫用キャリー等の基本的な猫用品は「大型猫向け」のものを選ぶようにしましょう。
また、ストレスなくお部屋の中で移動できる環境を整えてあげましょう。

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天然木使用により、インテリアとしての上質な質感、湿気に強い、ツルツル滑らない効果があります。
木製の長所は、抜け毛のお掃除が簡単であること、木のぬくもりが感じられることです。
日に日にお値段に対しての納得感と満足感が得られる木製据え置き型キャットタワーです!

人と猫が快適に暮らせる環境づくりを

メインクーンの性格が悪いと言われている理由と、実際の飼育にあたってのデメリットについて解説しました。
飼い主さんの認識とのギャップであり、決して性格が悪いという資質を持っているわけではありません。
また、実際に大型長毛種であるサイベリアンを飼育している私の経験上、抜け毛や大きな体、力の強さはデメリットではありません。
大変なことや、飼育の工夫が必要な場面はあるかもしれませんが、違う猫種を羨ましがるようなことはないですし、サイベリアンで良かったと心底感じています。
メインクーンの性格の素晴らしさについて知り、その魅力にどハマりすること間違いなしです!

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