大型長毛種ラグドールの特徴
大きな骨格とセミロングの被毛をもつ大型長毛種ラグドールは、そのルックスと飼いやすさから大人気の猫種です。
人間が抱っこした時に、まるで「ぬいぐるみ」のように抱かれることからラグドールという品種名がつけられたと言われています。
性格も穏やかで、飼い主さんに従順と言われています。
そんな愛くるしいラグドールの飼育を検討している方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、大型長毛種ラグドールの魅力に迫ります!
性格、平均体重、寿命、体長などの様々な特徴について分かりやすく解説します。
平均体重、体長の成長推移にも触れていますので、是非参考にしてみてくださいね。
ラグドールの性格
一般的に、大型猫ほど性格が落ち着いていて飼いやすいと言われています。
では、同じ大型(長毛種)に分類されるラグドールの性格とはどのようなものなのでしょうか?
個体差はありますが、ラグドールの性格、特徴として以下が挙げられます。
- 愛情深い
- 愛嬌がある、なつきやすい
- 穏やかな性格で、子供に対しても優しい
やはり他の大型猫と同様に、穏やかで優しい性格が特徴のようです。
一方で、ラグドールには他の一般的な大型種猫とは異なる一面があります。
それは「運動量が少なめ・控えめ」という点です。
大自然の中で生き延びる為に進化した大型長毛種は、一般的には運動量が豊富です。
筋肉質で逞しい骨格を持ち、過酷な環境下で狩猟をしてきたことにより運動神経も抜群です。
ラグドールもしなやかな筋肉と大きな骨格を持っていますが、彼らは大型長毛種の中では比較的活発ではなく、控えめに遊ぶと言われています。
「寝転びながら遊ぶ」とよく言われています。可愛らしいですよね!
性格が悪いって本当?
可愛らしいイメージが先行しているラグドールですが、「ラグドール 性格 悪い」というキーワードでのヒットが多いようです。
前提として、猫種としてラグドールの性格が悪いという統計や事実はありません。
考えられる要因として、「個体差」と「飼い主さんとの信頼関係」があると感じます。
- 個体差
穏やかなおとなしい性格の子がいれば、やんちゃで元気いっぱいのラグドールもいます。
「大型長毛種でぬいぐるみのような存在」というイメージが先行しすぎるあまり、現実とのギャップに驚くケースはあるでしょう。
そもそも猫は肉食で狩猟をする生き物です。 - 信頼関係
日頃のスキンシップやコミュニケーションが不足することで、猫と飼い主さんに対する信頼が薄まることがあります。
元来マイペースな性格が特徴の猫ですので、飼い主さんにとっては「なつかない」と感じることで性格が悪いと評価されているのかもしれません。
個体差や信頼関係については「生き物」なので当然存在することを再認識しましょう。
「生き物」なので、日々のスキンシップや環境に応じて適応することも期待できますし、信頼関係を深めることも可能です!
成長期ごとの体長・体重
大型長毛種としての身体・性格の特徴を理解していただいた上で、成長期ごとの体長・体重について解説します。
大型猫の特徴として、成猫になるまで3〜5年の年月を要することが挙げられます。
一般的な猫種は、誕生してから1年で成猫への成長を完了させるので、ラグドールの成長期は比較的長いです。
成猫になるまでの成長を長期間見守ることができるのも魅力の1つです。
1歳を過ぎても体長・体重に変化がみられる為、不安になったり肥満を疑う飼い主さんが少なくありません。
成長期ごとの体重推移早見表
月年齢 | オス | メス |
生後1ヶ月 | 0.5~1.0kg | 0.5~1.0kg |
生後2ヶ月 | 1.0~1.5kg | 1.0~1.5kg |
生後3ヶ月 | 1.5~2.5kg | 1.5~2.0kg |
生後4ヶ月 | 2.0~3.0kg | 2.0~3.5kg |
生後5ヶ月 | 3.0~4.0kg | 3.0~4.0kg |
生後6ヶ月 | 3.5~4.5kg | 3.0~4.0kg |
生後7ヶ月 | 4.5~5.0kg | 3.5~4.0kg |
生後8ヶ月 | 4.5~5.5kg | 3.5~4.0kg |
生後9ヶ月 | 5.0~6.0kg | 3.5~4.0kg |
生後10ヶ月 | 5.0~6.5kg | 3.5~5.0kg |
生後11ヶ月 | 5.0~7.0kg | 3.5~5.0kg |
生後12ヶ月 | 5.0~7.5kg | 3.5~5.0kg |
- オスは1歳で既に5kgを超えている場合が大半。
- 生後6ヵ月まではオス・メス共に体重の違いはそれほどなく、平均的な子猫より少し大きい程度。
〜12ヵ月までにオスは急激に成長し、メスはゆるやかに成長する。 - 1歳以降の成長(体長・体重の増加)には個体差がある。
約5kgをキープしたまま体重が変わらない子もいれば、8kg程度まで骨格とともに成長する子も存在する。
大型長毛種で成長スピードが緩やかなラグドールですが、平均寿命も12~17年と比較的長い猫種です!
ラグドールの飼い方で気をつけること
「大型長毛種であり体長・体重が大きい」「穏やかな性格で運動量が多くない」「成長期間が長い」特徴を持つラグドールを飼育する上で、気をつけることを簡潔にご紹介します!
毛球症・抜け毛ケア
ラグドールはセミロングの長毛種なので、抜け毛が目立ちやすい猫種です。
特に家猫の場合は明確な換毛期が見受けられず、年間を通して毛が抜けやすい傾向があります。
また、グルーミングした際に飲み込んだ被毛が体内で絡まってしまう毛球症にも注意が必要です。
こまめな掃除と定期的なブラッシングで対応しましょう。
ブラッシングが嫌いな子には、リラックスしているタイミングを伺いながら少しずつ慣れさせましょう。
- 粗目と細目の2タイプが一体になったコーム
- 櫛の先端が処理されており皮膚を傷つけない
- 見た目もシンプルで、愛猫も安心
- 猫をリラックスさせながら被毛の処理が可能
粗目と細目があるので、細かい抜け毛も見逃しません。
我が家でも使用していますが、先端が丸く処理されていることもあってか非常に気持ちやすそうな様子です!
持ちやすくシンプルな設計なので、毎日のちょっとした時間にも労力なくケアが可能です。
- 押すだけで脱毛可能で処理が簡単
- 愛猫の皮膚を傷つけから守りながら、効果的にクリーンアップ
- 毛の流れを整えてきちんと感を作り出す
- 洋服や部屋の抜け毛を大幅削減
被毛の絡み、皮膚への刺激が防止されるよう設計されているので、長毛種向きと言えます。
愛猫へのストレスも削減します。
また、ワンタッチで抜け毛を処理できるので飼い主さんにとってもストレスフリーです!
ビーズヘッドによるマッサージ効果も見込めるので、甘えてきた猫ちゃんとのスキンシップには最適です。
愛猫を癒しながら被毛のお手入れもしてあげられる逸品です。
換毛期
猫の換毛期は、春と秋の年2回訪れるとされていますが、室内は季節による生活環境の温度差が少ないです。
長毛種猫の毛玉対策とお手入れ!ブラッシング嫌いの子はどうすればいいの?
食事量が多いが、運動量は少ない(肥満になりやすい)
ラグドールは、大型猫種としての筋肉や骨格を維持する為にご飯をしっかり食べます。
運動量が控えめな分、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまい、肥満体型に陥りやすいです。
ラグドールのご飯の量については、「適正(必要)量以上は与えない」「おねだりをしても追加で餌を与えない」が体重管理のカギとなります。
飼い主さんが意識的に遊んであげることで、運動させることも効果的です。
- 楽天市場ではNO.1、amazonでも上位の人気
- 本物の羽を使用しているため、独特な音が猫の闘争本能を引き立てる!
- 操作しやすいルアー状
- 他の商品に比べて少し値段は高いが、食いつきが全然違う!
Da Bird(ダ・バード)は、テレビでも度々紹介されたロングセラー商品です。
特に羽の素材・振り回した時の独特の音にこだわっています。七面鳥の羽をベースにしているので、動物のニオイがあり猫のハンター心をくすぐります!
羽の強度をサポートするために、グラスファイバー、ナイロンで補強を行なっています。
猫が最も興味をそそられると言われている「バタバタとした振動音」が鳴る構造になっている為、猫の興味をそそります!
- 本物のねずみのようなスピーディでランダムな動き
- カラフルに光るLEDテールランプ
- 壁に当たっても簡単には止まらない障害物回避センサー
- 電池不要、USBでカンタン充電
米国のアマゾンで爆売れしているこのおもちゃは、一般的な猫のおもちゃとは一味違う変則的な動きをしてくれます。
猫はネズミのような素早い小さな動きが大好きなので、本能を抑えられずに飛びついてしまうんです!
飼い主さんが用事をしているとき作動させてあげるなどして、1人遊びに夢中になってもらいましょう。
かかりやすい病気
- 肥大型心筋症:心臓の筋肉が分厚くなる心臓の病気
- 尿路結石:適量のミネラルを摂取する必要あり
- 熱中症:長毛種のラグドールには特に配慮が必要
上記の病気は、遺伝的に猫が発症しやすい病気の代表例です。
ラグドールに特別よくみられたり、平均寿命に関わっている症状ではありません。
ラグドールに適した栄養素と餌の選び方
「エネルギーの摂取量は多いが運動不足に陥りやすい」という特徴は理解していただけたかと思います。
では、そんな肥満になりやすい大型長毛種ラグドールに適したフードの選び方をご紹介します。
特別な疾患のない健康的なラグドールの場合、高タンパク・低脂質(低炭水化物)・栄養バランスの3点がポイントです。
健康寿命を延ばす手段として、キャットフード選びは非常に重要です!
- 高タンパク
大型種の骨格や筋肉の形成・維持のために、良質なタンパク質を豊富に摂取させましょう。
動物性タンパク質が好ましいです。
また、タンパク質には長毛種の健康的な毛並みを維持する働きも期待できます。 - 低脂質・低炭水化物
運動量が控えめな一方、家猫のラグドールには確実に食事機会が訪れます。
肥満予防のためにも、日常から低脂質・低炭水化物のフードを選びましょう。 - 栄養バランス
関節ケア(大型で関節に負荷がかかる)、消化器ケア(毛玉の排出)、尿路結石や心臓の健康サポートの成分が配合されたフードを選びましょう。
グルコサミンやミネラル、オメガ不飽和脂肪酸等の成分名の表記があるかどうかは日頃からチェックするようにしましょう。
ラグドールに適したおすすめキャットフード
- 低温脱水チキン:タンパク質の高消化吸収率
- グルコサミン・コンドロイチン:関節サポート
- 天然オリゴ糖:腸内細菌のバランス調整、毛玉形成の減少
- タウリン配合:目と心臓の健康を維持
- クランベリー使用:下部尿路の健康維持をサポート
ベルギーのプレミアムキャットフード「ブラバンソンヌ」の本商品は、非常に機能的で安全なキャットフードです。
徹底した品質管理によるヒューマングレードの実現と上記の項目に加え、以下の特徴も注目です!
- 消臭成分ユッカ抽出物を配合することで便の臭いを軽減
- バランスよく配合されたビタミン類、野菜由来のβ-カロテン、食物繊維、ミネラル、抗酸化作用が猫本来の免疫力の維持をサポート
- 猫が体内で生成するのが苦手なアミノ酸「タウリン」を配合
- 亜麻仁とサーモンオイルに含まれる豊富なオメガ-3/オメガ-6脂肪酸やDHA/EPAが健康な皮膚と美しい毛艶をサポート
このフードは知名度以上に品質が高レベルな注目商品です!
- 高タンパク質・低糖質のプレミアムキャットフード
- グルコサミン・コンドロイチン配合:健康的な関節を形成
- L-カルチニン配合:脂質の代謝を促進
- グレインフリー・オメガ3,6脂肪酸配合(毛艶、毛並み維持・健康的な皮膚)
特徴やフードの目的としては、おそらくラグドールに最も適したキャットフードではないかと感じます。
このフードがカバーしている要素はラグドールにとっては有効かつ理想的です。
無駄のない完璧な選択であること間違いなしです!
愛猫の健康寿命をサポートしましょう!
「驚きの食いつき」と評されるほどに猫ちゃんの食欲をそそるカナガンキャットフードは、世界中で愛されるメーカーです。
健康な体づくり・食いつきへの期待・消化に優れているといった点が、多くの獣医師から推奨されている所以です
グレインフリーとヒューマングレードは両方クリアしており、安全性も高いと言えるでしょう。
全年齢対応という点も、飼い主さんからしたら評価ポイントだと思います!
まとめ
大型長毛種ラグドールの魅力について解説しました!
性格や特徴、体重や体長の成長推移まで、包括的にカバーしているので、参考になれば幸いです。
健康寿命を延ばすために適した食事については、個人的には理想的なキャットフードを紹介できたのではないかと感じています。
大型で逞しい体型と美しい長毛による存在感抜群のラグドールはまさにぬいぐるみのような猫種です。
成長するにつれて運動量が控えめになる点と肥満の関連性についても、飼い主さんの工夫ひとつで乗り越えることは可能です。
大切な家族の一員としてラグドールを迎え、豊かな猫ライフを送りましょう!