ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命と人間年齢換算
ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は、11〜14歳前後です。
猫全体の平均寿命が14〜15歳前後なので、若干短めだと言えます。
体格が大きめなので、寿命がやや短めなのかもしれません。
| 猫の年齢 | 人間の年齢 |
| 2週間 | 1ヶ月 |
| 1ヶ月 | 1歳 |
| 2ヶ月 | 3歳 |
| 3ヶ月 | 5歳 |
| 6ヶ月 | 9歳 |
| 9ヶ月 | 13歳 |
| 1歳 | 17歳 |
| 1歳半 | 20歳 |
| 2歳 | 23歳 |
| 3歳 | 28歳 |
| 4歳 | 32歳 |
| 5歳 | 36歳 |
| 6歳 | 40歳 |
| 7歳 | 44歳 |
| 8歳 | 48歳 |
| 9歳 | 52歳 |
| 10歳 | 56歳 |
ノルウェージャンフォレストキャットは、人間の何倍ものスピードで歳を取ります。
1歳＝人間年齢17歳です。3歳以降はだいたい毎年4歳ずつ歳を取っていきます。
予防接種や定期的（最低年に1回）な健康診断は欠かさないようにしましょう！
猫の健康寿命を延ばす方法
ノルウェージャンフォレストキャット（猫）の健康寿命を延ばす方法は「食事」「運動」「環境」を充実させることです。
ストレス軽減や食事の栄養バランスなど、人間にも共通する長生きの秘訣ですね！
健康的な食事と栄養バランス
- タンパク質
大型猫種であり、運動量も豊富。健全な骨格・筋肉形成のために高タンパクが必要。
動物性タンパク質がベスト。 - 低脂質・低炭水化物
室内飼いは野生に比べると確実に運動量が減る。
加えて確実に食事機会が訪れるので、内容量に配慮していないキャットフードだと肥満になりやすい。 - 関節ケア
大型種で活発なため、その分関節にかかる負担も大きい。
グルコサミンやコンドロイチンを含んだ関節のサポートを促すフードが良い。 - 毛玉・消化器ケア
長毛種のため、毛づくろいの際や抜け毛を食べてしまった場合に「※毛球症」や「消化不良」になりやすい。毛玉ケアフードや、食物繊維を含んだフードがおすすめ。
ただし、食物繊維の過剰摂取は便秘を促す場合もある。天然オリゴ糖なども有効。
猫は穀類の消化が苦手なため、グレインフリー（穀物不使用）の商品を推奨。
※飲み込んだ毛の排出がうまくいかず、胃や腸の中で大きな球状になる状態
ノルウェージャンフォレストキャットはセミロングのダブルコートの被毛をもつため、毛玉を形成しやすい猫種です。
また、元来大きな体型のため体重が簡単に増加しやすく、負担のかかりやすい骨と関節に配慮が必要です。
また、言わずもがな栄養バランスの充実は長生きと健康には欠かせません！
キャットフードでよく目にする成分・名称について
L-カルニチン
中性脂肪を効率よく燃焼できるようサポートする成分であり、中性脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積するのを防げます。
老猫になるに従って、代謝が落ちたり運動不足になりがちなので、肥満に注意です。
オメガ3脂肪酸
血液中の赤血球の柔軟性を高める効果が期待できます。
猫の心臓などの循環器への負担を減らすといわれています。
シニア猫に多い慢性腎臓病の猫でも、オメガ3脂肪酸をより多く含む食事を継続的に与えることで、腎臓の機能が低下するスピードが緩やかになることが分かっています。
※猫の被毛に毛艶を与えたり、ふわふわの毛並み・健康的な皮膚を維持する効果も期待できる。
グレインフリー
穀物（小麦、とうもろこし、米などの穀物全般）を完全不使用という意味です。
肉食動物である猫は脂質とたんぱく質からエネルギーを摂取するため、穀物は消化しにくく腸に負担をかけてしまいます。
つまり、グレインフリーのキャットフードは、愛猫（特にシニア猫）にとって消化をしやすい食材で構成されています。
ヒューマングレード
人間用の食品と同じレベルで品質が管理された原材料のことを指します。
「人間でも食べられる原材料で作られたフード」のことを指し、人が食べても問題ない品質という意味にも感じられますが、もちろん人間用という意味ではなく、あくまでもペット用のフードです。
キャットフードのヒューマングレード品は、人間が食べる食品安全基準と比較すると、「まだまだ低い基準」です。
ただしヒューマングレードのキャットフードは、猫にとってはかなり高品質な原材料を使用しているという認識で良いでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャット必要な栄養とおすすめのキャットフードの選び方
ノルウェージャンフォレストキャットにとって適切な運動量
ノルウェージャンフォレストキャットは活発な猫種であり、豊富な運動量を要します。
ストレス・肥満、その他の疾患を予防するためにも、運動不足は避けましょう！
可愛い愛猫は、人間の言葉を喋れません。しっかりケアしてあげて、ストレス軽減に努めましょう。
猫と遊ぶ際の注意点
- 遊ぶタイミング
お腹が空いて狩猟本能が研ぎ澄まされている食前が良い。夢中になって遊んでくれる。
食後は運動を嫌う猫が多い（食後に興奮して運動すると嘔吐の危険性も）。
遊びのタイミングは飼い主がコントロールする。猫が遊びを求めた時に遊ぶようにすると、わがまま癖や鳴き癖がつく可能性も。 - 危険を避ける
ヒモ・小さな固形物の誤飲に注意。安全確保が必要。 - 数種類のおもちゃを用意して、飽きさせないように
猫の運動不足を見分けるための基準
- 肥満
- 過剰なグルーミング
- 急な真空行動（本能に逆らいきれず、抑えきれなくなって突然走り回るなどの行為）
- 増えたいたずら行動
- 無気力・無関心
猫の必要運動量（時間）
猫に必要な運動量は、年齢や毛の長さ（猫種）によって異なります。
- 子猫：1日20分以上
- 成猫：1日10〜15分程度
- 老猫：1日1回以上10分程度
※短毛種は1日20〜30分程度、長毛種は1日10〜15分程度の運動が必要。複数回に分けて遊ぶことが良い。
猫じゃらし等を用いて、飼い主さんが積極的に遊んでコミュニケーションをとりましょう！
動き回りやすいスペースを確保してひとり遊びできるおもちゃを与えたり、キャットタワーやキャットステップを導入することも効果的です！一人遊びでストレス軽減することができたら、飼い主さんにとって嬉しい限りです！
時期ごとの遊び方
- 子猫期の遊び方
子猫はじゃれ遊びが大好きな時期。
飼い主さんの手をおもちゃ代わりに使わないように注意する。 - 幼猫・成猫期の遊び方
昼間にしっかり遊んで運動不足を解消する。おもちゃによるネズミ遊びやトリ遊びがおすすめ。
狩猟本能を刺激して、餌を捕獲する疑似体験をさせる。 - 老猫期の遊び方
認知症予防のために程良い刺激を与える。無理な運動は避ける。
老猫に特別なおもちゃは不要。若いころのおもちゃを使って遊ぶと良い。
- 食欲増進を促しながら、胃腸の健康を維持
- 噛むことを通じて効率的に歯垢を除去・消臭効果があり、歯の健康に役立つ。
- 天然素材：添加物や防腐剤がなく、ペットにとって健康で安全
- またたびの効果により、愛猫のリラックス効果に期待できる
- 楽天市場ではNO.1、amazonでも上位の人気
- 本物の羽を使用しているため、独特な音が猫の闘争本能を引き立てる！
- 操作しやすいルアー状
- 他の商品に比べて少し値段は高いが、食いつきが全然違う！
Da Bird（ダ・バード）は、テレビでも度々紹介されたロングセラー商品です。
特に羽の素材・振り回した時の独特の音にこだわっています。七面鳥の羽をベースにしているので、動物のニオイがあり猫のハンター心をくすぐります！
羽の強度をサポートするために、グラスファイバー、ナイロンで補強を行なっています。
猫が最も興味をそそられると言われている「バタバタとした振動音」が鳴る構造になっている為、猫の興味をそそります！
健康に暮らせる環境
ノルウェージャンフォレストキャットを家族として迎え入れたら少しでも長生きをしてほしいというのは飼い主さんの願いですよね！
ノルウェージャンの健康寿命を延ばし、長生きしてもらうための秘訣をご紹介します。
猫のための設備を整える
猫がリラックスできたり、室内で安全に過ごせるように、必要があれば設備を整えましょう。
キャットタワー・キャットステップ、ケージ、ベッド、爪とぎなどが挙げられます。
ちなみに我が家のサイベリアンは、段ボールや紙袋が大好きです。
1日中その上でくつろいでいます。
ブラッシング
長毛種のノルウェージャンフォレストキャットは、ブラッシングを怠ると皮膚病になったり、毛玉を多く飲み込んで毛球症になってしまう恐れがあります。
また、ノルウェージャンフォレストキャットの被毛はフサフサで保温効果があるため、ムダ毛の処理は暑い季節の熱中症予防にも繋がります。
夏場の暑い時期は、飼い主さんの外出時にもクーラーを作動させておくべきでしょう。
コームやピンブラシを使って、１日１回は丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
換毛期は正直大変です！
月に１度はシャンプーをする
ノルウェージャンフォレストキャットは、防寒・防水のための被毛に薄い皮脂が付着しています。そのため雑菌が繁殖しやすく皮膚炎になってしまうことがあります。
月に１回はシャンプーをして汚れを落としてあげましょう。激しく抵抗されてしまうかもしれませんが、少しずつ慣らしていきましょう。
長毛種の被毛は、水で濡らした後に完全に乾燥させる必要があります。乾燥していない状態で放置しておくと、被毛が絡まって大きなダマになってしまいます。
シャンプー、ケアに不安がある方は、近所で信頼できるトリミングサロンを頼りましょう。
室内飼いを徹底する
室内飼いの猫と外で生活する猫とでは、室内飼いの猫の方が寿命が長いことがわかっています。
外は「交通事故」「ウイルスや病気」「迷子」「他の猫とのケンカ」などノルウェージャンフォレストキャットにとって危険なことが沢山あります。
リスク管理と健康のために、完全室内飼いを強くおすすめします。
かかりやすい病気
ノルウェージャンフォレストキャットが抱えやすい病気や怪我について紹介します。
毛球症
毛球症は、毛づくろいをしたときに飲み込んでしまった毛が胃の中に溜まってしまい、絡まったり、胃粘膜を刺激したり小腸の出口をふさいでしまったりする病気です。
症状は、食欲がなくなる、便秘、嘔吐などです。
症状が軽ければ市販の毛玉除去剤で対応できますが、重症になると切開手術をしなければばらなくなります。
毛玉ケア・食物繊維をしっかりと含んだキャットフードを選びましょう。
毎日のブラッシングも欠かさずに！
肥大型心筋症
心臓が分厚くなって心臓の機能が低下する病気です。
症状は初期は無症状、わずかな心雑音などで重症化すると、「元気がなくなる。」「食欲がなくなる。」「呼吸困難や血栓症」「舌が青紫になる。」「後ろ足の麻痺」などが起こります。これらの症状が出た場合は緊急事態ですので直ちに受診しましょう。
遺伝的な病気ですので予防法は現在のところありません。心雑音や症状がある場合は早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
※この疾患は、ノルウェージャンフォレストキャットが特に発症しやすい病気ではなく、猫全体が最も抱えやすい心臓病の代表例です。
肥満
ノルウェージャンフォレストキャットは、大柄で豊富な運動を必要とする猫種です。
餌の与えすぎ、運動不足、成分表示の偏ったキャットフードには気をつけましょう。
肥満は様々な疾患の引き金となります。
脂質の消化サポート成分配合（L-カルニチン）・低炭水化物・低脂質のフードを選びましょう。
関節炎
ノルウェージャンフォレストキャットが肥満になった場合、骨や関節に過度な負担がかかり、関節炎を引き起こします。
また、活発な運動を支えるための骨格が形成されていない場合も、怪我をしやすくなるでしょう。
キャットフードでケアできるポイントとして、以下を参考にしてください。
高タンパク（動物性タンパク質）：筋肉の形成
グルコサミン・コンドロイチン配合：関節・骨のケア
まとめ
今回は、ノルウェージャンフォレストキャットの寿命・健康に長生きしてもらうための情報をまとめました。少しでもお役に立つと幸いです。
定められた寿命に関しては、どの生物もコントロールできない部分かもしれません。
一方で、健康寿命を引き延ばすことや日々のケアによる長生きは、飼い主さんのコントロールできる分野です。
毎日のほんの少しの気遣いや努力で、可愛い愛猫の健やかな幸せをサポートできますよ！
特に、毎日食べるデイリーフードは継続することで最大効果を発揮するので、ノルウェージャンフォレストキャット向けフード記事を参考にしてみてくださいね。
