メインクーンはその大きな体格と長毛で知られていますが、中には思ったほど大きくならない場合もあります。メインクーンを家族に迎え入れる飼い主さんの中には、大型猫と呼ばれるいわゆる大きな猫の飼育を目的にしている人もいるでしょう。存在感のある風貌と穏やかな性格はメインクーンの魅力の1つです。日本で飼える一番でかい大型猫「メインクーン」とはどんな猫?
そこでこの記事では、メインクーンが大きくならない理由や、「大きくするには何が必要なのか?」を解説します。
一般的な猫種よりも体重の重いメインクーンを健康的に育てるためのポイントも詳しくご紹介します。
メインクーンの性格は悪い?飼育にあたってのデメリットや注意点を紹介します
メインクーンが大きくならない理由
メインクーンが予想よりも大きくならない・体重が重くならない主な理由は、遺伝的背景に加えて、育てる環境の影響が大きいです。
日本の住宅事情や育て方は、メインクーンの体格が大きくならない要因となってしまう可能性もあります。
以下にてメインクーンが大きくならない、体重が成長曲線通りに重くならない原因を挙げていきます。
遺伝的要因により大きくならない
猫は親猫の遺伝子を受け継ぎます。
親猫が小ぶりな(大きくない)メインクーンの場合、大きくならない可能性が高いです。因みに、日本の小さい・狭い住宅環境に適応できるよう、大きくならない為に意図的に小さめのラグドールを親猫として選択していることもあるそうです。日本のラグドールは他国と比べて体格が大きくならない傾向があるそうです。
適切な食事と体重管理ができていても、そもそもの骨格が小ぶりなメインクーンである場合は各成長段階の平均体重に少し足らずとも心配ないでしょう。
子猫期の栄養が十分でないと大きくならない
成長期に適切な栄養や睡眠、運動をとれなかったメインクーンは大きくならない(小さいまま)で成長が停滞してしまいます。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を阻害します。運動不足や栄養不足は骨や筋肉の成長を停滞させます。これらは「毛が伸びない、もふもふにならない」といった悩みにも関係があります。
メインクーンの子猫の大きさと飼い方|大きくなる子の特徴とは?
病気や健康状態
病気を患ったり大怪我をするなど、健康的な成長ができなかった場合は大きくならない可能性が高まります。
特に成長期に大けがや病気を患ってしまった場合は、骨格の成長にとって大打撃となります。メインクーンを大きくするには、健康的な生活と成長のサポートが不可欠です。
メインクーンの寿命が短い理由とは。健康に寿命を延ばす飼い方のポイント
メインクーンが大きくならない・体重が伸びない理由には、主に遺伝・栄養・健康が関係しています。
メインクーンの月齢ごとの平均体重やキャットフードから得られる栄養素についての知識を深め、大きくならない原因が何なのかを把握しましょう。
メインクーンの大きくなる子の特徴
大型猫のメインクーンの飼育を検討しているのであれば、写真やSNSで確認したような大きな子を希望している人も多いでしょう。
栄養補給や育て方などの後天的な作用以外の、飼育を始める前に取り組める「大きくなる子の見分け方」をご紹介します。
①親猫の情報を確認する
大きく成長するメインクーンは、体格が大きくなりやすい遺伝子を持っています。両親が大きな個体であれば、その子猫も大きくなりやすい傾向があります。
遺伝的に大きくならないという問題を解消するためには、「ブリーダーさんを通じて大型の親猫をもつメインクーンを選ぶこと」「親猫の身体的情報を事前に調査すること」を推奨します。
②子猫の前足を確認する
一説によると、前足の大きい子猫は将来大きくなる可能性が高いと言われています。親猫の情報が確認できない場合は、メインクーンの子猫の前足を観察することもおすすめします。
個体差を尊重しよう
大きくなるメインクーンの方が優れているという認識はやめましょう。
下記にて、中々大きくならない・体重が増えないメインクーンを「健康的に大きくするには?」について、飼い主さんが取り組める対策をご紹介します。
メインクーンを大きくするには?
大きくならないメインクーンの飼い主さんは、大きくするにはどうしたらいいのか悩んでいると思います。平均体重から大きく下振れていることが心配な場合もあるでしょう。
日常的に取り組めるメインクーンを健康的に大きく育てる方法をご紹介します!
豊富な栄養素(餌選び・餌の量)
メインクーンが大きくならない場合、解決策として骨格の形成や維持に必要な栄養素を確保することが挙げられます。
大きくならないメインクーンを健康的に大きく育てる為に必要な栄養素は以下の通りです。
- 良質な動物性タンパク質
健全な骨格・筋肉形成のために高タンパク質が必要。動物性タンパク質35%以上がベスト。 - 低脂質・低炭水化物
室内飼いは野生に比べると確実に運動量が減る。加えて確実に食事機会が訪れるので、内容量に配慮していないキャットフードだと肥満になりやすい。子猫期や成長期はそこまで注意する必要はないが、成猫期以降は肥満予防のためにもカロリー管理が大切。特に大型猫のメインクーンは、体が大きい分食欲や摂取エネルギー量も多い。 - 関節ケア
メインクーンは大型種で体重も重いため、その分関節にかかる負担も大きい。グルコサミンやコンドロイチンを含んだ関節のサポートを促すフードが良い。不足している場合は関節炎に伴う運動不足が加速し、ストレスや肥満につながる。
綺麗でもふもふな毛並みを実現する為に
メインクーンの健康的な皮膚、魅力的な毛並み、毛艶をキープするには、オメガ3不飽和脂肪酸を積極的に取り入れましょう。猫の体内で合成することのできない必須脂肪酸なので、飼い主さんが意識的に食事で与えるべきです。
オメガ3不飽和脂肪酸には、血液中の赤血球の柔軟性を高める効果も期待できます。猫の心臓などの循環器への負担も減らすといわれています。 シニア猫に多い慢性腎臓病の猫でも、オメガ3不飽和脂肪酸をより多く含むキャットフードを継続的に与えることで、腎臓の機能が低下するスピードが緩やかになることが分かっています。
メインクーンを飼育する上での癒しの1つである「もふもふの毛並みとその美しさ」と内側からの健康を支える大切な栄養素です!
- 穀類不使用:果物と野菜を多種使用(約20%)
- 炭水化物を最小限に抑えた高タンパクフード
- 自然本来の旨味と風味で食いつき抜群
- 健康的に丈夫な体を目指す猫に最適
- スマホで定時定量に餌やり設定が可能
- 様々な種類のフードに適応:トッピングにも対応
- 3Lの大容量タンク:密閉で鮮度をキープ
- 高性能(画質、暗視)カメラ:BGM付き動画も作成可能
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メインクーンにおすすめのキャットフードと最適な餌の量
適度な運動
メインクーンを大きくするには、健康的で丈夫な骨格の形成および維持が大切です。日常的に運動させることで、メインクーンの大きな体を支えるための筋肉の発達を促すことができ、大きくなる可能性を高めることができます。
また、適度な運動は代謝の促進やケガの予防などにも効果的です。メインクーンは大型猫の中でも比較的活発な猫種として知られているため、飼い主さんが意識的に運動させてあげる環境を提供することが必要です。ストレス解消にも繋がるでしょう。
大型猫用のキャットタワーや遊び心をくすぐる猫用おもちゃ、効果的な遊び方をご紹介します!
- 上り下りしやすいオールマイティーな充実設計
- 省スペースで、狭いお部屋にもおすすめ
- 動線が途切れなく、子猫やジャンプの苦手な愛猫でも楽々に登り降り
- 加厚した幅広い底座と4ヶ所の支柱で、安定性UP
安定感のある分厚い土台(3cm)と4本の支柱、各ステップへ配慮された動線設計がある、大型猫向けのオールマイティーな据え置き型キャットタワーです。
シンプルなデザインの中にも、キャットタワーに必要とされる遊び心が全て凝縮されています!
大型猫向けのキャットタワーをお探しの飼い主さんにとって、まず間違いない一品です。
大型猫におすすめの人気キャットタワー特集!おしゃれなものからシンプルなものまで紹介!
メインクーンに対して効果的な遊び方
- 空腹時に誘う
空腹時は食に飢えているので狩猟本能が働きやすいです。
遊びに夢中になる可能性が比較的高いタイミングと言えます。 - 10分程度で終わらせる
猫の集中力は10〜15分程度です。
短すぎず長すぎずを心がけましょう!※数分ごとの遊びを小分けにしてもOK - 最後は必ず達成感(報酬)を味わわせる
猫にとっては狩猟を兼ねた遊びです。例えば猫がおもちゃを追いかけるような遊びをするのであれば、数回に1度は必ず獲物を確保させてやってください。
どれほど追いかけても手に入らない場合、猫が遊びに飽きてしまったりストレスを感じてしまいます。 - 毎日遊ぶ時間を作る
上記と重複しますが、10~15分でいいので可能な限り継続的に遊んであげましょう
猫が喜ぶ、一人遊び用おもちゃの人気おすすめランキング!
快適な睡眠
メインクーンの健やかな成長を見守る為には、リラックスしてぐっすり眠れる環境作りが欠かせません。
具体的には、「薄暗くて静かな場所」「リラックスできる大型猫用ベッドやクッション」「安定した生活リズム」などが挙げられます。
飼い主さんの工夫次第で解決可能なので、必ず実践しましょう。寝る子は育つ!
大型猫種のためのベッドの選び方とおしゃれなおすすめ商品を紹介します!
- 高反発で寝返りし放題。シニア猫も安心
- 抗菌防臭加工の中綿
- カバーを取り外して洗濯機OK
- 入り口低めの設計でさらに高齢猫に優しい!
大型猫の為に完璧な猫用ベッドを購入したい飼い主さんはこの商品を買うべきです!シンプルな見た目とカラーの豊富さで、お部屋とも馴染みます。
そしてなにより、人も寝そべりたくなる特殊な高反発マットを搭載しています。
大きな体を支えている大型猫に、快適で贅沢させてあげましょう!
大型猫の健康管理で気をつけること
大型猫であるメインクーンの健康管理には、一般的な猫種とは異なる特別な注意が必要です。体重管理は特に重要であり、体が大きく食事量も多いメインクーンは肥満のリスクが高いです。大きくならないことに不安を感じていて、「とにかく大きくするには食べる量を増やさないと」と焦っている飼い主さんは要注意です。
肥満猫のリスクとストレスなくダイエットして体重を減らす方法は?
- 丈夫で長持ち:トンネル内は猫が大好きなカサカサ素材
- お手入れが簡単:ポリエステル製のため、水洗い可能で清潔に保てる
- 折り畳み式:収納に困らない。場所を取らずに持ち運びにも便利
- 猫が夢中:飛び込んだり通り抜けるたびに音が鳴る
ペット専用に設計された体重計のため、5g単位の細かい計測が可能です。
操作もシンプルで、猫ちゃん自身が体重計に乗らずともキャリーやベッドごと計れる機能も搭載されています。
愛猫の健康管理に自信を持ちたい方には是非ともオススメのペット体重計です。
体重管理は、健康的にメインクーンを大きくするには必ず必要です。
猫にとっての数百グラムの体重変動は、人間にとっての数キログラムの体重変化に値します。定期的に体重確認をして、肥満へのリスクを予防しましょう。
どんな子でも愛猫はかわいい!
メインクーンといえば「でかい!かわいい!」という認識は確かに存在しますが、メインクーンが大きくならない場合でも、愛猫は大切な家族の一員です。大きさに関係なく愛情を持って接し、健康で幸せな生活を送ることが一番です。成長過程を楽しみながら、猫と飼い主さんが共に充実した日々を過ごすことが大切です。
今回ご紹介した「大きくならないメインクーンを大きくするには?」についての方法を参考にしてみてください。