メインクーンにおすすめのキャットフードと最適な餌の量

メインクーン

メインクーンは、「世界一大きな家猫」としてギネス世界記録に頻繁に登録されている大型長毛種です。
そんなメインクーンの飼い主さんにとって、適切な栄養素が摂取できるキャットフードを選ぶことや、ライフステージに合わせた餌の量の調整は重要なお世話のポイントです。
大きく成長することを期待していたのに「なかなか大きくならない」「想像よりも小さい」と感じている飼い主さんもいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、当メディアが厳選したメインクーンにおすすめのキャットフードと最適な餌の量をご紹介します。
メインクーンが「大きくならない、小さい」という現象には個体差が関与していますが、餌選びや適切な餌の量を工夫することで改善される余地も十分にあります。

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メインクーンのためのキャットフード選び

メインクーンの健康的な成長や体をサポートする為には、メインクーンにとって適切なキャットフード選びと栄養素の確保が大切です。特に、「中々大きくならない」「想像よりも小さいのでは?」と感じる場合は、その効果を高めるための栄養素が十分ではないことが考えられます。
また、栄養バランスの良い餌を与えるためにも、「プレミアムキャットフード」と記載された高品質の餌を意識的に選びましょう。

メインクーンの餌に含まれるべき必要栄養素

  • 良質な動物性タンパク質 
    健全な骨格・筋肉形成のために高タンパク質が必要。
    動物性タンパク質35%以上がベスト。
  • 低脂質・低炭水化物 
    室内飼いは野生に比べると確実に運動量が減る。加えて確実に食事機会が訪れるので、内容量に配慮していないキャットフードだと肥満になりやすい。
    子猫期や成長期はそこまで注意する必要はないが、成猫期以降は肥満予防のためにもカロリー管理が大切。特に大型猫のメインクーンは、体が大きい分食欲や摂取エネルギー量も多い。
  • 関節ケア 
    メインクーンは大型種で体重も重いため、その分関節にかかる負担も大きい。グルコサミンやコンドロイチンを含んだ関節のサポートを促すフードが良い。
    不足している場合は関節炎に伴う運動不足が加速し、ストレスや肥満につながる。
  • 毛玉・消化器ケア 
    メインクーンは長毛種のため、毛づくろいの際や抜け毛を食べてしまった場合に「※毛球症」や「消化不良」になりやすい。毛玉ケアフードや、食物繊維を含んだフードがおすすめ。ただし、食物繊維の過剰摂取は便秘を促す場合もある。
    天然オリゴ糖なども有効。猫は穀類の消化が苦手なため、グレインフリー(穀物不使用)の商品を推奨。
    ※飲み込んだ毛の排出がうまくいかず、胃や腸の中で大きな球状になる状態

メインクーンの健康的な成長をサポートするために

メインクーンの健康的な皮膚、魅力的な毛並み、毛艶をキープするには、オメガ3不飽和脂肪酸を積極的に取り入れましょう。猫の体内で合成することのできない必須脂肪酸なので、飼い主さんが意識的に食事で与えるべきです。
オメガ3不飽和脂肪酸には、血液中の赤血球の柔軟性を高める効果も期待できます。猫の心臓などの循環器への負担も減らすといわれています。 シニア猫に多い慢性腎臓病の猫でも、オメガ3不飽和脂肪酸をより多く含むキャットフードを継続的に与えることで、腎臓の機能が低下するスピードが緩やかになることが分かっています。
長毛種を飼育する上での癒しの1つである「モフモフの毛並みとその美しさ」と内側からの健康を支える大切な栄養素です!

まとめ
大型長毛種猫メインクーンには、「骨格維持のためのエネルギー(餌の量)」、「豊富な動物性たんぱく質」、「健康的な成長のサポート」の 3点に注意してキャットフードを選びましょう。
「中々大きくならない、小さいまま」といった課題に対しての更なる解決策は下記にて解説しますが、健康維持のためには先ず上記の3点をクリアしましょう!

メインクーンの成長期ごとの餌の量

メインクーンは他の猫種に比べて成長が遅く、完全に成猫になるまでには約4年を要します。この長い成長期間を通じて、餌の量を適切に調整することが重要です。子猫期にはエネルギー消費が激しいため、推奨される量よりも多めに与えることが一般的です。成猫期に入ると、運動量に応じて餌の量を調整し、肥満を防ぎます。高齢期には、消化吸収が良い、栄養価の高いキャットフードを適量与えることが大切です。
大きくならない、小さいという悩みに対して向き合う以前に、大切な家族である愛猫の健康を第一に考えて支えましょう。

メインクーンへの適切な餌の量

  • 生後2-3ヶ月の子猫 
    1日合計40-60g、4回に分けて与えましょう。1回あたり12g程度
  • 生後4-6ヶ月の子猫 
    1日合計80-100g、3回に分けて与えましょう。1回あたり30g程度
  • 生後7-12ヶ月の子猫 
    1日合計100-120g、3回に分けて与えましょう。1回あたり35g程度
  • 生後1年-成猫までの子猫 
    メインクーンの成長が完了するまでには3〜5年程度かかります(個体差あり)。以前(生後1年)よりも餌の量を減らすことは避けるべきですが、キャットフードの種類や餌の量に関しては愛猫の様子を観察しながら肥満に注意して調節しましょう。
    回数は1日2〜3回に分けて与えましょう。

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肥満対策には低脂質・低炭水化物フードを!

室内飼い(飼育)は、野生に比べると確実に運動量が減ります。加えて、毎日確実に食事機会が訪れるので、内容量に配慮していないキャットフードを与え続けると肥満のリスクが高まります。
メインクーンのような大型猫には、なるべく低脂質・低炭水化物で高タンパク質なキャットフードを心がけてください!肥満は万病の元です。内臓や関節にも負担がかかります。
比較的摂取エネルギー量も必要かつ肥満にも陥りやすいメインクーンには、ダイエットフードに加えて「エネルギーに対する栄養密度が高い高品質キャットフード」で餌の量を調整することも有効な手段です。飼い主さんがダイエットのために餌の量を減らした場合でも、ラグドールの健康維持に必要な栄養素の不足を防ぐことに効果的です。

水の提供

常に清潔な水を提供してください。特に乾燥したドライフードを与える場合は、たくさんの水を飲む必要があります。猫は水を必要とする体にも関わらず、あまり飲んでくれないというケースが多いです。
※ドライフードを与える場合、子猫が十分な水分を摂取することが大切です。水分は体重1kgに対して50mlが目安とされています。
猫が水を飲まない!?脱水症状の見分け方と対処法

上記の食事量とご飯の回数は、あくまでも一般的な目安であり、子猫の個別の状態に応じて調整が必要です。
特に食事量に関しては、体重によって変わってきます。獣医師との定期的な相談や健康診断を通じて、最適なフードの量や種類を選ぶことが推奨されます。

うちのメインクーンが大きくならない・小さいのはなぜ?

メインクーンが「中々大きくならない、想像よりも小さい」と感じる場合、その原因は毎日の食事にあるかもしれません。不適切なキャットフードの選択や、餌の量が不足している可能性があります。また、遺伝的要因や健康状態も成長に影響を与えることがあります。定期的な健康診断と、栄養バランスの取れた適切なフードの提供が、健康的な成長を促します。

「中々大きくならない、想像よりも小さい」への対策

前述の通り、メインクーンが大きくならない主な要因は「餌の量(タンパク質)の不足」と「栄養バランスの欠如」が該当します。
特に子猫期や成長期にエネルギー不足やタンパク質不足に陥ると、その後の骨格に影響を及ぼします。繰り返しますが、良質な動物性タンパク質と栄養バランスを意識しましょう。
栄養バランスに関しては、「プレミアムキャットフード」に分類される餌であれば特に心配する必要はありません。安価なキャットフードの場合、大型長毛種であるメインクーンには不向きである可能性は可能性はあるでしょう。
良質な動物性タンパク質については、原材料や素材の鮮度に注意して選ぶと良いです。例えば、素材が天然の魚や放牧の動物であったり、調理過程で不純物が混ざっておらず栄養がキープされている餌が理想的です。食いつきも大切です!

メインクーンにおすすめの人気キャットフード

それでは、ここまで解説したメインクーンの餌に必要な栄養素や注意点を踏まえ、おすすめのキャットフードをご紹介します。
同じ大型長毛種であるサイベリアンを飼育している筆者の実体験から、「中々大きくならない、想像よりも小さいと感じる」といった課題に訴求できているかどうかも基準にして厳選しています。

「健康的に大きくする」に最適なキャットフード

Orijen(オリジン) オリジナルキャット 全猫種・全年齢 1.8KG
特長
  • 穀類不使用:果物と野菜を多種使用(約20%)
  • 炭水化物を最小限に抑えた高タンパクフード
  • 自然本来の旨味と風味で食いつき抜群
  • 健康的に丈夫な体を目指す猫に最適
価格:8,000円(定価)

放し飼いの鶏、七面鳥、天然の魚、平飼い卵などの高品質な動物原材料から作られた栄養価の高いタンパク質を含んだキャットフードです。肉、内臓、軟骨、骨など、材料を余すことなく丸ごと使用することで旨味と栄養を逃さずに調理しています。
私も現在、サイベリアンに対して実際に使用しています。
食いつきはかなり期待できると思いますので、栄養価や愛猫の幸福度を考慮するとこのお値段の対価は享受可能です!
エネルギーに対する栄養密度が高い高品質キャットフードとして、大型猫メインクーンの健康的なダイエットにも適しています。
オリジンキャットフード(Orijen)を猫にあげてみた感想と口コミ・評判を紹介!

メインクーン専用フード!安心して愛用できるベストセラー

ロイヤルカナン メインクーン専用フード 成猫用 2kg
詳細
  • メインクーンの四角い顎に適した形状の粒:咀嚼することを促す
  • グルコサミン・コンドロイチン配合:関節の健康をサポート
  • タウリン・EPA,DHA配合:心臓の健康を維持
  • アミノ酸・ビタミン類・オメガ3,6不飽和脂肪酸で綺麗な被毛を維持
価格:5,009円(定価)

メインクーンに特化したキャットフードです。栄養素や栄養バランスのみならず、粒の形状に至るまでメインクーンにこだわり抜いています。
アミノ酸やビタミン、オメガ不飽和脂肪酸もしっかりとカバーしている定番品です!

大型猫の成長期におすすめの良質タンパク質!

ジャガーキャットフード 動物性原材料約80%使用 グレインフリー
詳細
  • 【動物性原材料約80%】チキン・鴨・サーモン・マスを使用
  • クランベリー、ビルベリー、フェンネルなどの食材を贅沢に配合
  • 人間も食べられるヒューマングレード食材を使用
  • 香料・着色料不使用。グレインフリー
価格:4,280円

「まさにタンパク質摂取!」といった雰囲気の本商品ですが、内容は安心安全のヒューマングレード・グレインフリーです!
毛ツヤが良くなることや、丈夫な体づくりをサポートしてくれます。
動物の肉食感が半端ない匂いですが、猫ちゃんにとっては最高のご馳走です。食いつきに期待!ベストセラーの定番品です。

メインクーンが健康に暮らすために

メインクーンにおすすめのキャットフードと最適な餌の量について解説しました。
メインクーンが健康に、そして幸せに暮らすためには、適切なキャットフードの選択が欠かせません。成長期ごとの適切な餌の量を守り、定期的な健康診断を受けることで、愛猫の健康を守りましょう。「中々大きくならない、小さい」といった課題に対して、健康的な解決を図りましょう。そして、個体差を尊重して愛猫の個性を愛しましょう。
愛情を込めたケアと注意深い観察が、メインクーンと飼い主さんの幸せな共生につながります。

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